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材料の持ち味でつくるのは料理だけじゃない

3月は札幌の現場に数日ずつ滞在して2往復、その合い間に最初の週末は野菜のイベント、次の週末は京都造形芸術大学の卒業式、 あっというまに最終週。…コワイです。

ブログの更新もしないままで、、という反省のパターンももうやめにしたい!
お料理ブログのようなタイトルで、笑
いつものようにぼやきから始まります、みなさまご無沙汰してます。



それでも現場だけは、進んでゆきます。
大工工事も今週を目処にひと段落して
あとは器具付け、タイルに塗装を残すのみ。
塗装済みの外壁板をこれから張るので、次回の札幌行きでは
外観が見えてきます。

内装は、北海道のトドマツ材を中心に、床は道南杉、
階段にカラマツを使いました。

階段の段板やささら桁は…いつものように「桧で!」ということができないので
(あまり流通していない)
比較的比重が重く、強度のある唐松を選びました。
階段は一例ですが、「いつもどおり」や「ふつう」の仕様が使えず、
この家は、仕様の決定にエネルギーを使っています。。

数年前に、やはり札幌でつくった住宅の改修ではカラマツ材を中心にしたのですが、
カラマツにはカラマツの、落ち着いた雰囲気と赤みがあり、時間がたつにつれて
その持ち味が深くなっていくようなところがあります。

今回は、トドマツの白くさらっとした存在感を手がかりに設計を進めました。

住宅でも、ラフな空間、開放感を志向するのか、
落ち着きや、力強さを志向するのかにより 
性格のあった材料を選ぶことが鍵なのだろうと思います。

施主さんは現場を見て、「リゾートのような」と表現されていました。
予算も睨んで今回選択したトドマツ合板の壁、ラワンやシナとはガラッと雰囲気が変わります。

上手く行ったかどうか、「時間」という試験もパスする必要がありますが。
その土地の材料をつかった建築のひとつの試みとして。


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by o-oik | 2013-03-25 13:32 | かみのっぽろの家