カテゴリ:かみのっぽろの家( 6 )

1年点検に行ってきました。

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GW明けすぐに、昨年春に竣工した住宅の1年点検があり、行ってきました。
1年点検というのは、新築してまもない住まいを1年間使用してみて実際にどうだったか?
建て主さん、施工者、設計者の3者が久しぶりに顔を会わせて行う反省会のような一面もあります。

建物が竣工して最初に迎える春、夏、秋、冬。
冷暖房を行う夏と冬を過ごし、湿気や乾燥にさらされ、
竣工後、木造の場合とくに建物が「動きやすい」時期なので、補修や調整が必要な箇所が出やすい、家にとって試練の時でもあるのです・・。

やはり無垢のカラマツの構造材は収縮がありましたが、仕上げも同材でまとめていたため、あまり気にならないとのこと。(本当です!)

外装も、ビスでしっかり留めていたこともあって、落ち着いていました。一般的な厚さより厚くしたのも効を奏したのではないかと。
(同じ材質でも、板厚が大きい方が反りにくいのです。)

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今回は一部塗装のタッチアップと、建具補修をすることに。

一通り廻ったあとは、最後に点検したロフトスペースで3者車座になり、世間話をして点検は修了しました。

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    *  *  *

無垢材は肌合いが柔らかく、吸湿性があるほか、リラックスさせてくれる魅力がありますが、乾燥や湿気で動いたり、傷がつきやすかったりと、完全にコントロールできない部分があります。

もともと水分を吸い上げて育った生物なのですね。

木の収縮度合いにもより、あまり大きいのは困りますが、
無垢材を使いたいと考えておられる方は、「木は動くもの・・」とおおらかに構えて見守るような心持ちで家とつきあって頂けたら嬉しい、と思うのです。

(全て集成材、突き板や複合材でやりきるのがスマートかもしれないけれど、手間のかかる子が魅力ってこともありますよね・・笑)

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ピントが合っていませんが…お庭のムスカリです。
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by o-oik | 2014-05-13 13:23 | かみのっぽろの家

回っております。

こんにちは。みなさまお元気ですか?
新年のご挨拶をせぬまま、気づけば2月が目前で少々うろたえている及川です。

寒さのなかにも、日が一日一日と長くなっていくこのシーズンは、日差しが嬉しく、毎年のことながら日を浴びて気持ちよさそうな景色に見とれてしまいます。特に、関東の冬は晴れの日が多いので、ありがたいですね。



さて、
わたくしのHPにある「かみのっぽろの家」のページにVRの画像を追加しました。
VRって、”ヴァーチャルリアリティ”の略なのだそうですが、
360°のパノラマ写真がぐるぐる回転します。

ぜひご覧ください。

http://o-oik.com/movie2/qubic001.html
※QuickTimeのプラグインが必要です。
※推奨環境 InternetExplore Firefox Safari


<VRが見られない場合>
・あらかじめ、QuickTimeというアプリケーションをインストールしていただく必要があります。
-->QuickTimeのサイトへ
・動作確認の結果、Cromeではファイルを見ることができませんでした。ご了承ください。



年明けから、「環境の更新作業」の日々が続いております。
PCの引越し、回線工事、充電池の交換にデータの整理etc
ようやく落ち着いてきたのでHPも更新。と今度はサーバーの容量上限に達していることに気づきました。。これも引越しをせねば。

しっかりと環境を整えて、新しいシーズンに供えたいと思います。
まるで年末の大掃除ですが、旧暦の正月ももうすぐですし笑 どうせなので一気にやってしまいたいです。
環境が大切!と人様に伝えていくのですから、まずは自分から。というわけで
またお目にかかります。
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by o-oik | 2014-01-28 18:22 | かみのっぽろの家

フライング。

八重桜が残る東京から、雪解けの北海道へ。
今週は、竣工近い札幌の現場へ行ってまいりました。

先の予定を考えると、「早く戻らねば」と思うのはいつものことですが
一旦現地に着いてしまうと
工程にあわせ あれも見ておきたい、これも確認しておきたい、
と長居することに。。

現場では、職人さんと直に話をするのを大事にしています。
こんな工夫をして納めた、こういう方法もあるよ、など教えてもらったり
発見もありますし、何より楽しいので(!)。

滞在中は、昼間現場を確認。晩に図面に起こして翌日現場で指示というサイクル。
現場が始まるまでは想定していなかったことですが、かえって集中できてよかった。
(近ければ、一週間おきに通うのが一般的。)
「遠方なり」の良さでしょうか。


今回は、換気扇やPSの暖房放熱機、水栓や照明器具といった設備機器に、
それから家具や建具も入りました。
最終日、内部の塗装を確認して帰京。
木部には、塗膜をつくらない「浸透性塗装」をつかったのですが、
塗る相手によって、色の「ノリ」(吸い込み、といいますが)が変わるため、
現場で最終確認。


雪解けを待って、外構の木塀と基礎巾木の仕上げを行います。

竣工まであと少しなんですが、フライングしてリビングの様子を。
白い壁の後ろ側が寝室、大きなワンルームです。
布で仕切る予定です。

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by o-oik | 2013-04-12 12:47 | かみのっぽろの家

材料の持ち味でつくるのは料理だけじゃない

3月は札幌の現場に数日ずつ滞在して2往復、その合い間に最初の週末は野菜のイベント、次の週末は京都造形芸術大学の卒業式、 あっというまに最終週。…コワイです。

ブログの更新もしないままで、、という反省のパターンももうやめにしたい!
お料理ブログのようなタイトルで、笑
いつものようにぼやきから始まります、みなさまご無沙汰してます。



それでも現場だけは、進んでゆきます。
大工工事も今週を目処にひと段落して
あとは器具付け、タイルに塗装を残すのみ。
塗装済みの外壁板をこれから張るので、次回の札幌行きでは
外観が見えてきます。

内装は、北海道のトドマツ材を中心に、床は道南杉、
階段にカラマツを使いました。

階段の段板やささら桁は…いつものように「桧で!」ということができないので
(あまり流通していない)
比較的比重が重く、強度のある唐松を選びました。
階段は一例ですが、「いつもどおり」や「ふつう」の仕様が使えず、
この家は、仕様の決定にエネルギーを使っています。。

数年前に、やはり札幌でつくった住宅の改修ではカラマツ材を中心にしたのですが、
カラマツにはカラマツの、落ち着いた雰囲気と赤みがあり、時間がたつにつれて
その持ち味が深くなっていくようなところがあります。

今回は、トドマツの白くさらっとした存在感を手がかりに設計を進めました。

住宅でも、ラフな空間、開放感を志向するのか、
落ち着きや、力強さを志向するのかにより 
性格のあった材料を選ぶことが鍵なのだろうと思います。

施主さんは現場を見て、「リゾートのような」と表現されていました。
予算も睨んで今回選択したトドマツ合板の壁、ラワンやシナとはガラッと雰囲気が変わります。

上手く行ったかどうか、「時間」という試験もパスする必要がありますが。
その土地の材料をつかった建築のひとつの試みとして。


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by o-oik | 2013-03-25 13:32 | かみのっぽろの家

北海道・冬の上棟式をむかえました- 札幌の現場レポート

昨日まで、二日間札幌の現場にいってきました。

すると言っていた現場レポートをしないまま、工事は順調に進んでもう上棟式…汗。
「上棟」といいつつ、北海道の冬の現場のこと。

一般的な上棟式は、棟上(むねあげ)といって
木造の軸組みが組みあがったときに執り行うものですが、
昨日は、外壁には断熱材が入りサッシもついた状態
での上棟のお祝いでした。

温かいお茶で乾杯のあと、歓談など。
顔ぶれはお施主様ご夫婦とちょうど遊びにきていたお嬢さんにお孫さん、
大工棟梁たちと建設会社の社長に監督
それにわたくし のこじんまりした でも良い会だった。

工事も中盤は越えて、ここから内外装の工事に進んでいきます。

ここまで、拓友建設さん、それに札幌の一級建築士事務所のatelier AMIさんにも協力
いただきながら、頻繁に足を運べない遠方の現場、
すすんできたわけですが
後半も、コミュニケーションを大切に 事前の打合せをしっかりやりながら
良い家になるよう力を尽くしたいと思います。

       *  *  *

「現場監理」という仕事に感じていること。

北海道での新築現場、関東の仕事と勝手が違う点もあり、「いつもどおり」が通用しない
場面がでてきます。 
そのつど、疑問は正直に伝え 解消していく間に 施工者との間の関係もよりスムーズになってきたような気がしていますが、これは私の勝手な思い込みではナイはず…。

「そんなこと言われたことない」「こういうことは初めて」
そういう場面で、ではそこから何なら可能なのか
逆に「こういう場合は普段どうしているのか」を訊かせてもらうことで
一番良い方法が見えてくるものなのではないかと。

図面から、建物を実際に形にするには
たくさんの人たちの力が必要です。
昨年のあの暑い夏の日々、部屋にこもって鉛筆片手に唸っていたことを思うと
現場監理の時期というのは「ご褒美」とも感じられる嬉しい日々であります。
頭のなかで考え抜いたことが、現場でジャッジされる緊張感もまた
大好きです。笑

お叱りをうけてしまいそうとひやひやしつつ、でも本当に。

※後先になってしまいますけど
ここまでの工事の様子は別記事にてご紹介いたします。(本当…!)

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by o-oik | 2013-02-24 15:50 | かみのっぽろの家

札幌の現場がはじまりました。

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年の瀬に、工事が始まりました。

先日、札幌で計画していた住宅の見積もりがまとまり 工事契約のため
久しぶりに雪の北海道へ。写真はそのときの現場写真です。
真っ白(汗)
遣り方*を出してくれていたのですが、その直後の大雪でちらっと見えているくらいです。。

この写真の翌日、雪の現場でレベル確認。
建設会社との工事契約が終わり、確認申請もスムーズに下りて、
ようやく工事着工とあいなりました。

請け負っていただく
拓友建設さんのHPで、現場の進捗状況を写真で紹介していただいてます。
現場の進行をリアルタイムで公開するのは、建設会社にとって、アピールになると同時に
リスクもあることですが、施主さんの了解が得られたことと、
今回は監理者(わたし)が遠方ということもあってこのような形で掲載していただくことになりました。

*「上野幌O邸」現場の様子
http://www.takuyou.jp/00_01main.html


仮設の小屋をつくって、そのなかで 基礎工事を行います。(コンクリートの凍害を防ぐため)
昔は、「北海道では冬は工事ができない」と言われてましたが、近年では札幌あたりだと冬の現場も普通のことになっています。
大工さんも落ち着いて仕事に当たることができるというメリットもあります。

今回は、一般的なプレカットではなく、大工さんが板図を書いて自分で墨付けをおこなう「手刻み(てきざみ)」での加工。加工場での打合せでお会いしましたが、浜の訛りのある好人物でした。木工事が始まるのも非常に楽しみです。

これからしばらくの間、タイミングを計りながら、現場監理に通うことになります。
札幌の設計事務所さんにも、声をかけて助力いただけることになり
遠隔地ですが密に現場監理を行います。

四月には竣工の予定。
着工すると、あとが早いです。
このブログでも、現場レポートしていきますね。

*遣り方:木の板を地面に打ち込んで、糸を張り建物の位置を出すこと。「やりかた」と読みます。
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by o-oik | 2012-12-26 11:53 | かみのっぽろの家