人気ブログランキング |

写真家中里和人さんの公開ゼミ 「夜景から闇景へ」

昨晩、早稲田芸術学校の夜の公開ゼミにて
写真家中里和人さんの最近の作品を見、話しを聞くことができました。

日本の風景が面白いと思っている。
日本の風景以外に興味はない。

と言い切る中里さん。
暗闇の日本列島を歩き回って
得られた「夜景」ならぬ「闇景」は、
遠くから届いた街明かりや月の光をかすかに捉えて
目を凝らすと見えてくるような 森の質感であったり
アスファルトの存在感だけが迫ってくる
2次元というよりもほとんど空間の体験のようでした。

11月27日から新宿御苑前のフォトギャラリー シリウスで始まる
「ULTRA」というタイトルの写真展では、
大判に印刷した作品を展示するというので
画面の前に立った時の空間体験が 
かなり楽しみ。

暗闇のなかでは 日常眠っている人間の原始的な感覚が研ぎ澄まされるという仮説。
色や形といった要素が闇に沈んだあとにのこった
景色の存在感だけが迫ってくる写真をみていると、どうやらその仮説は正しいに違いないと
確信できます。



プロポーションといった
視覚から得られる快感にどのくらい依存するのか
建築と共通するテーマに思いをめぐらせる一夜でした。
by o-oik | 2008-11-14 20:51 |


<< 横浜トリエンナーレ 阿佐ヶ谷ジャズストリート >>