夏休みは今日が最後という方が多いでしょうか、 今日はひとつ転載します。 ご一読いただければ幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー わたしたちが体験しているのは、3次元上の物理的空間とイコール、とは限りません。 (朝から何いってんの?と思いましたか笑) 家という形で実現した建築空間に住まい・経験する時には、イマジネーションや思い出、時間を飛び越えた記憶が畳み込まれていくのだと思います。 写り込んだ垣根はクライアントの亡くなったご家族が植えたもので。この家を構成する大事な要素の一つになっています。 つや消しのタイル。 タオルウォーマー。 ハイサイドライト。 病院用流し。 これらも家を構成する要素です。 鏡が貼られた壁で空間は「終わって」いて、外には隣地の住宅の庭とお隣の暮らし。 ここでは、鏡を通して わたしたちの意識はその先へ。垣根の緑に気持ちを和ませ、守られている安心感を感じるのかもしれない。 このように小さなことであっても、 物質によっては規定されない意識の中の空間を自由に広げていくことができるのは、建築の止まない魅力だと感じます。 朝日がさすダイニングテーブル。窓の光、扉の向こう照明に照らされる家族の姿。 どんな記憶を畳み込みましょうか? 使い勝手や素材の説明に終始していましたが、踏み込んで私の感じていることを言葉にしてみました。
by o-oik
| 2020-08-16 13:42
| 住まいにまつわる私の考え
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