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「左近山団地」広場のオープニングイベント

先日の日曜日、団地の広場のオープニングイベントに行ってきました。薄曇りのもと、紫陽花の深い青紫が映える左近山団地は横浜市にあります。
今は緑豊かな環境ですが、今から50年ほど前には、造成された更地に建物がマッチ箱のように立ち並んでいたのですね。



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ランドスケープデザイン事務所のstgkスタジオゲンクマガイさんがデザインコンペで選ばれ実現した広場です。住民達が管理費を出し合ってつくることを決めた広場だそうです。
このイベントのために、住民と一緒に委員会をつくり、「広場ができたらやってみたいこと」を全部やってみよう!と詰め込んだおもちゃ箱のような楽しいイベントでした。
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芝ヨガ教室。カレーやコーヒーの屋台。(カレー美味しかった!)移動本屋さん。
ステージではトークイベントやバンド、合唱のコンサート。ピザ釜を使ってピザづくりワークショップ。薪割りや窯ごはんを炊いてみることのできる防災ワークショップ。バードカービングの実演。整体院のトラックライン(平均台のようなもの)やトランポリンのコーナーは子どもに人気。日本茶ワゴン。お抹茶の野点も人気でにぎわっていました。

わたしは今年の春から再加入したWHAISのメンバーとして、ワゴンで日本茶の販売と
暮らしかたのミニ講座をやらせて頂きました。
自分で組み立てをしての講座、学生さん向けではなく、一般の方が一生活者として楽しめるにはどうしたら良いか、短い講座ながら脳みその普段使わない部分を稼働して工夫してみました。どうだったかな。(「みなさん楽しそうでしたよ」と声を掛けてもらえたので、良かったことにしよう。)
「左近山団地」広場のオープニングイベント_e0132960_10512891.jpg
お昼過ぎに雨が降り出して、予定早めにイベントは終了。
これだけのイベントを実現するまで、準備は本当に大変だったと思います。
デザインして終わり。ではなく、住民の方達がスペースを実際に楽しんで使ってもらうために
ここまでエネルギーを投入して、まずは一緒にやってみてしまうのは凄い!
広場にみっちり「楽しい」を詰め込んだ賑わいが、これからも継続して流れが生まれると良いなと、応援したい気持ちになります。

   *  *  *

わたしのハイライトは、自分の講座、では無くバードカービング実演をされていた先生の、色付けの様子と小鳥の可愛さでした。ただ上手い、というのと違う。手の中で生命が宿ったよう。こっそり心の中で「相鉄線のミケランジェロ」と呼ぶことにします。(写真取り忘れたのがくやしい。)


by o-oik | 2017-06-20 11:36 | 風景


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