冬暖かい住まいは人を幸せにする2  ー「体感温度」と「室温」は違うものー

こんにちは。
東京では梅の花が香り、ふきのとうが芽を出し、鳥のさえずりにも春を迎えるヨロコビが感じ取れるような(気がする)この頃。
季節に逆行するようですが、今日も、冬暖かい住まいについて、書いてみたいと思います。

「冷え取り」「温活」特集など本屋で見かけると、ついつい読んでしまうのですが、今シーズン新しく知った「背中の肩甲骨の間にカイロを貼る」という方法は強制的ながら効果がありました。外仕事のあるときには今後取り入れて行こうと思います・・・!

*  *  *

さて、本題に入ります。

はじめに、ひとつ質問を。
暖房を22℃に設定したときに、「体感温度」も同じく22℃でしょうか?


昼間陽があたって温まっているタイル床と、
しばらく留守にしていて冷え切っているタイル床。
それぞれの場面で、同じ暖かさに空気を暖めても
片方では「暖かい」と感じ、もう一方では「寒い」と感じることは想像できると思います。

暖房器具にもよりますが、「室温」(空気の温度)が22℃のときの体感温度はイコールとはなりません。

壁床天井などから発せられている熱を「放射温度」といい、

・床
・壁
・天井
・窓(枠やガラス)
・テーブル 
等々
これら全て、部屋の表面の放射温度と、室温(空気の温度)を足して2で割った平均値が
おおむね体感温度とイコールになる、と言われています。

夏、洞窟に入るとヒンヤリするのは、岩に蓄えられた冷たい「熱」を、放射冷気として感じているからですし、陽だまりにいると暖かいのは、太陽の日射から熱を得るのと同時に、温まった床や壁からの放射熱を感じているから、という訳です。


暖房の温度(空気の温度)が22℃のとき、
部屋の表面の放射温度の平均が14℃とすると、体感温度は18℃

同じく
暖房の温度(空気の温度)が22℃のとき、
部屋の表面の放射温度の平均が20℃であれば、体感温度は21℃

と、差が出てきます。




部屋の表面温度のなかで、もっとも冷たくなるのは窓ガラスの表面です。
放射温度計で、シングル窓ガラスのある部屋で、ある朝の表面温度を測ってみたところ

シングル窓ガラス 10℃
床 15℃
壁15℃


という結果でした。

(ちなみに同じ時間の
陽のあたっている床 26℃
陽のあたっているシングル窓ガラス 19℃
・・・太陽の威力判りやすいですね。)


リフォーム等で温熱環境を改善する際には、建物全体の断熱性能を上げることはもとより、それが叶わない場合も
温度が大きく下がる窓ガラス面に、まずは対策を施すことがとても重要になります。

新築の場合は、関東でもペアガラスの入ったサッシを選ぶことが普通になりましたが、状況に応じて、断熱性能の高いサッシを選ぶことは、効果が大きいです。


今日はここまで。
まだ続きます・・・!




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by o-oik | 2017-02-20 11:28 | 住まいにまつわる私の考え


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