上棟式は屋根が掛かってから

GWを利用してブログまとめて更新、のつづき。
2週ほど前に遡り上棟式のことを少しご紹介。

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上棟式は建て方の当日に、直会(なおらい)は大引に座って、合板をテーブル代わりにやるものだというイメージが染み付いていたのですが、(←古い人の発言・・?)
昨今は屋根や床下地の合板を張ってからやるものに変わりつつあるようです。

お施主さまのご厚意で、先日上棟式を執り行うことができました。
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シンプルな御幣(ごへい)。白い紙の紙垂(シデ)の巾や黒い線の太さも決まっているんだ、とは大工さんの言。達筆で、3者(施主、施工、設計)の名前も入れていただきました。
建物の小屋裏に納められ、年月が流れ誰かがそこを覗く日まで家の繁栄を見守るのだな、名前が残るのだな、と改めて気がひきしまる思いがするものです。

榊を飾り、お供えした米塩酒でまず「四方清め」を。
お施主様、設計、棟梁で撒いてまわります。(設計のワタクシは塩撒いてたため写真はなしで!)

工務店さんが紅白の幕まで用意してくださり、まだ骨組みに屋根下地が完成したばかりの現場に、めでたそうな空間が出現。
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椅子がある…  テーブルクロスまで…!
軽くカルチャーショックを受けました。笑

儀式がおわると、直会(なおらい)へ。
工事を担当してくれる監督、職方さんから順番に自己紹介など。設計、お施主様も一人ずつ挨拶。

地鎮祭は、「土地の神様の為」に行う儀式の意味合いが強く、神主さんを呼んで儀式主体で行いましたが
上棟式は、工事に関わる「人間のため」に行うもの。もちろん、御幣に供え物をし、儀式も行いますが、神主さんを呼ぶことまではしないのが一般的。お施主様から「よろしく頼みます」というメッセージを、上棟に関わった関係者に伝えるコニュニケーションの機会としての意味合いが強いものです。家が完成してからも付き合いの長くなる電気水道設備の施工担当者も参席、施主さまのお気遣いをいただいて、良い時間が過ごせました。

地鎮祭も、上棟式も、必ずやらなければならない、というモノではありません。行う場合も、手土産やご祝儀はどうする、といった「定型」に必ず従わなければならない、というモノでもないと思います。
もちろん、思い切り「型」に乗ってみるのも、やはり喜ばれるものですが…!
いずれにしても、気持ちを伝える、という本来の目的が達成出来れば、どんな形でやっても良いものではないでしょうか。

さて、上棟式の最後は、鳶の親方の良い声の、木遣り節に聴き入った後、
工務店さん伝来の「上棟祝い歌」があると聞いていたので、思い切ってリクエスト。「長いので1番と5番だけなら」と応えてくださいました。

お祝いの場の歌は良いものだな〜と、感じ入りつつ耳を傾けました。
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by o-oik | 2016-05-03 23:25 | 東埼玉の家


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