住宅設計を教えることになりました。

先日、また京都に行ってきました。
桜咲く観光シーズン真っただ中。ゆっくり観光を、、、

ではなくて、
この春から非常勤講師を務めることになった
京都造形芸術大学の、オリエンテーリングのための滞在です。
とはいっても、道すがら春の京都の浮き立つような雰囲気に触れ
仕事を忘れる瞬間も。。
 
    *   *   *

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写真は、学生達と見学に訪れた京町屋。
「通り庭」と呼ばれる土間の、丁度お台所にあたる2層吹き抜けの空間。

町屋の内部は、全体的にほの暗いなか、中庭からの光の変化を楽しむまさに「陰影礼賛」の世界。
その抑制の効いた空間にあって、この通り庭の「キッチン」は家中で一番明るい空間になっています。

蒸気や熱を逃がす工夫もあったでしょうが、
この通り庭はどの町屋でも必ず南か東に設けられているそうで、
明るく活動的な場所を充てたところに、「モダン」の精神の元に出会ったような気がしました。

「食」をつかさどる場に対する昔の人の感性、時間に耐え形作られたであろう原型にはやっぱり合理のようなものが備わっているのだな。
襟を正して敬意を払いたいと思います。




*  *  *

聞かれることが多いので、少しご説明しますと
毎回の授業で京都に行く訳ではなく、普段は東京にあるキャンパスでスクーリングを担当させていただきます。
住宅の設計を学ぶ「通信制」の大学院ですので、人生経験豊富な学生もちらほら。
教える事を通じて、わたし自身 一緒に学び直すような フレッシュな気持ちで住宅設計に向かう機会にもなりそうです。
各スタジオの諸先生方、事務局の皆様、そして学生達。どうぞよろしくお願いします。
声をかけてくださった師匠の伊藤寛氏に、この場を借りて。  ありがとうございます。
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by o-oik | 2012-04-24 11:32 | 建築


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