圓通寺の庭で

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圓通寺の借景庭園。

京都市街を北に離れた岩倉、東を向いたまっすぐ先に比叡山の山陰が映ります。google Mapで確認すると、視界には入らないものの比叡山の背後には琵琶湖が広がっているのですね。
その広がりにも繋がる庭だからなのでしょうか、モヤモヤはどこまでもすーっと吸い取ってくれるような、清澄なお庭。

造る側の視点で読み解けば、建築と、ランドスケープを一つに繋げる意図は明快で

生け垣の水平や、柱と樹木により遠近感を失わせる効果、海から運んできた岩、苔の広がりもすべてがあるものを想起させるべく、ですが決して押し付けがましさはなく、涼しい様子で効果をあげていました。

樹木と岩、苔、光。
時折苔のうえに遊んではまたどこかへ飛んでいく鳥の姿とその鳴き声。
葉擦れの音。

おそらくは、常にフレッシュで、浅く聞こえがちな言葉ですが、環境全体が「Art」。

「京都は庭のレベルが高い」と、昔北海道で建築を教わった先生が力を込めて言っていた意味を改めて考えていました。

  *   *   *

東から朝日が縁に射しこむ時間帯。
新緑の黄緑色の眩しさが寝不足の目にじーんと染込みます。良い時間が過ごせました。


(あたらしく人が入ってくる度に繰り返されていた解説テープは写真には映りませんので(笑)ここではナカッタことにしましょう。)


この連休は、修了式のため出張、翌日は午前中だけでしたが、久しぶりに京都での静かな時間を持つことができました。
夕方からの修了展の撤収はお任せしてしまって、そのまま東京へ、、ごめんなさい。
新学期、また行きますのでよろしく、と心のなかで挨拶をし、京都を後にしました。


このところ長いブログが続いたので、今日はこのくらいで〜。


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by o-oik | 2017-03-21 12:12 | 風景


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